稲沢市議会議員のしちおうです。
6月議会に向けた準備が本格化しています。私の議会登壇は、6月12日(木)、13日(金)、16日(月)のいずれかになる予定で、日時の詳細が決まったらまた報告しますね。
さて、すでに報道にありました通り、稲沢市役所でまた不祥事がありました。それも二件です。
① 個人情報漏えい事故
一件目は、稲沢市立保育園にて、DV等支援措置申出者である市内在住者(以下、支援措置対象者)の個人情報が、職員の不手際によってDV等支援措置の相手方(以下、相手方)に漏えいした可能性が生じました。
具体的には、年に一度、公立保育園で子どもの家庭状況の確認を行う書類(現況届と言い、住所などの記載がある)がありますが、これを相手方に渡してしまいました。
経緯としては、別居中の支援措置対象者と相手方の両名が、保育園を通じて児童と関わる機会があり、子に関する書類を誤って相手方に渡してしまったというものです。
これにより、支援措置対象者は転居を余儀なくされたため、慰謝料と合わせて約80万円を市が支払うことになりました。
今後の対策としては、DV等支援措置対象者の情報を園の一部の職員だけではなく、必要性がある者全員が把握できるようにすること。DV等支援措置対象者の書類には住所を記載しないようにすることなどが決まりました。
今回の事案は、一歩間違えれば生死に関わる問題でした。
私としては非常に重い事案だと捉えており、現況届の書類を実際に見せてもらいながら、担当課と協議。今回の対策の一つである住所不記載などを提案しました。
DV等支援措置対象者の情報を持つのは保育園だけではないため、他課でも情報漏えいを防ぐための取り組みを進めて頂きたいと思っています。
② 印鑑登録証明書の誤交付
印鑑登録証明書の交付申請をされた方に、別の方の印鑑登録証明書を発行してしまいました。
交付申請された方が受け取った翌日にそのことに気付いて発覚。別の方の住所、氏名、生年月日、印影といった個人情報が交付申請者に漏えいしてしまいました。
今後の対策としては、複数人で申請書と証明書記載の住所、氏名の確認などを行います。
すでにダブルチェックはされていたそうですが、すり抜けてしまいました。「正確な書類の発行のためにダブルチェックを行う」がいつの間にか形骸化し、書類を眺めるだけになってしまっていたようです。
誰がこのミスを犯したのかも不明で、書類発行の「受任者」「確認者」「交付者」が不明瞭であることも問題であるように感じます。
私からは、病院で薬を貰う時のように、書類交付時に申請者に確認をしてもらう手法(受け取り時に、氏名、生年月日を言ってもらい、職員と申請者の二人で確認する)などを提案しました。
3月議会で1,000万円を超える損害賠償が発生した矢先の出来事で、衝撃を受けています。稲沢市役所で起きている度重なる不祥事は、たまたま続いているだけなのか。
私はそうではないと感じていて、今回起きたそれぞれの事案に対して個別の再発防止策をするだけでは不充分なのだろうと感じています。
おそらく、今回明るみに出た不祥事の背景には、何十、何百の事故に繋がりかねない小さなミスがあります。それらは組織の構造的な問題や風土などによって生じている可能性があり、今回の不祥事をきっかけに見直す必要があると考えています。
ミスが起きた時、すぐに誰々の問題、どこどこの部署の問題とされがちですが、どこでも、誰でも起こり得ることだと思うんですよね。人の問題、部署の問題ではなく、「仕組み」の問題として捉えて、ミスを起こし得る我々でも、できる限りミスが起きない「仕組み・環境」を作っていく努力を重ねられればと思います。
そのためには、現場で日々起きている問題を吸い上げ、共有すること。また、それができる雰囲気と、職員の時間を確保することなど、組織のあり方を今一度考え直す機会にできると良いと感じています。
…こうした問題を取り上げるのはつらいことですが、稲沢市政で起きていることを市民のみなさんと共有することが重要だと考えているので、まとめました。次は良い報告ができることを願っています。



