稲沢市議会議員のしちおうです。
2月22日、祖父江中学校の体育館にて、稲沢市学校施設整備基本計画の説明会がありました。
背景
稲沢市では少子化と建物の老朽化を受けて、小学校全32校を約半数に統廃合する計画を作成。統廃合対象地区の住民に対する説明会が開催されています。
※ 2月15日に千代田地区、2月22日に祖父江地区で、3月8日に平和地区で開催
これまでの経緯
教育委員会での協議→ 計画案の策定→ パブリックコメント実施のための地区説明会実施→ パブリックコメントの集計を経て、教育委員会での最終協議→ 計画の決定→ 計画の全体説明会→ 計画の地区別説明会(今ココ)
説明会の概要
私が参加したのは祖父江地区の説明会でしたが、内容は全体に向けての説明とほぼ同じでした。
「地区説明会」と銘打っていたので、その地区の統廃合対象校の人口推移や老朽化の現状、地区ごとの課題を抽出して説明がなされるものと思っていました。おそらく、参加して下さった方々も同じ気持ちであり、話の大半と説明会の最後に祖父江地区の個別の話が出た時とでは明らかに参加者の反応が違いました。
参加して下さった方々が聞きたいことと、教育委員会が説明したいこととの間に、差があるように感じました。
質疑応答
説明会のあとに行われた質疑応答では、計画策定の手続きへの批判、少子化に歯止めをかけられない市の政策への批判、2.5kmまで徒歩通学という通学距離への批判、学級数の妥当性について、建て替えにかかる費用について、現役世代が計画内容を知れるようにオンライン配信を望む、保護者の送迎がしやすいロータリーの整備、議員から住民への説明不足、少人数学級でも起きているいじめに対して複数学級によるクラス替えが不登校の予防になるなどの意見が出ました。
通学距離に関することと、いじめ・不登校の問題から複数学級を望む声が複数ありました。特に子どものいる保護者の方の複数学級の要望は多かったです(統廃合によって学級数が増え過ぎることへの懸念含め)
所感
今回の質疑応答も全体説明会と同様、ヤジの飛び交う荒れた展開となりました。ただ、終了時間を大幅に延長し、時間で区切ることなく、質問したい人は少なくとも一回はできる権利を教育委員会が保障しことを評価しています。
また、全体会と比べて、これから子どもを学校に通わせる現役世代の方が参加されており、以前と比べて多様な意見が出ていたように感じます。
ただ、やはり、現役世代の参加比率としては、まだまだ少ないです。もちろん、学校は災害時の避難所としての機能や選挙の時の投票所としての機能等もあるため、すべての世代が対象の施設ですが、これからの教育のあり方を考える時に当事者が参加していないのは、非常に大きな課題であると感じました。
担当課も保護者向けの連絡ツールを用いて広報していますが、実際に周りの現役世代に説明会の話をすると、ほとんどの人はその存在を知りません。来る、来ない、を考える前にまず説明会があること、小学校の統廃合の話が進んでいることを、そもそも知らないのです。
町の未来を決める大切な事柄です。市全体として市民に伝える、当事者が参加しやすい場所や時間、今回の質疑応答で出た動画配信や託児の併設などのやり方の工夫をすることなどを通して、市民とコミュニケーションを図り、地区との分断を生まないやり方を模索してほしいと改めて感じました。
また、質疑応答で議員の説明不足との指摘もありました。私もこれまで以上に情報発信していかねばならないと思いました。
残りは、平和地区での説明会です。該当地区の方や都合が合わず地区の説明に参加できなかった方は是非ご参加下さい。
次回の地区別説明会
開催日時:3月8日(土)午前10時から11時30分まで(受付は午前9時30分開始)
場所:平和中学校 屋内運動場(中学校運動場にも駐車可能です)


