稲沢市議会議員のしちおうです。
今日は3月議会の最終日で、新年度予算が賛成多数で可決されました。
これで正式にさまざまな稲沢市の新事業が公表されていきます。今日はその中の一つ、「高齢者の方の補聴器購入費補助の拡大」についてまとめます。
この事業は実は完全な新事業ではなく、2021年から始まっていたものです。内容は、中等度の難聴がある低所得の高齢者を対象に、補聴器購入費の助成を行うもので、今回はその対象範囲が拡大されます。これは、2021年から稲沢市で始まった中等度の難聴がある低所得の高齢者を対象に、補聴器購入費の助成を行う事業の対象範囲を拡大するものです。
簡単にまとめると、年齢要件を「70歳以上」から「65歳以上」に緩和。聴力レベルを「中等度」から「軽度〜中等度」に拡大。助成限度額を「3万円」から「3万7千円」に増額する予定です。
その他の要件
・稲沢市在住
・両耳の聴力レベルが50デシベル以上70デシベル未満で、身体障害者手帳の交付の対象外
・医師(指定医)により補聴器の装用が必要と判断された方
・申請をする年度の市町村民税が非課税である世帯または生活保護世帯に属する方
・その他の法令に基づく補聴器の購入に係る助成を受けていない方
市町村が補聴器購入を推進する意義
聴力の低下によって、「話が聞こえないから」と、コミュニケーションに消極的になる結果、社会的孤立や抑うつの原因や、認知症の発生リスクを高めると言われています。
早めに補聴器を装着することで、認知機能の低下を防いだり、生活の質を向上させたりすることに繋がるというわけですね。
私はこの認知症の発生リスクを低減させるという部分に着目していて、早めの着用を促すべく2021年の制度開始前から対象年齢は70歳以上ではなく、60歳台で設定すべきと言って来ました。
なので今回の変更は喜ばしいことです。
一方で、対象は低所得の方に限っており、一般的な普及はまだまだ。
わずかな金額でも多くの人に補助を出すことで、補聴器の装着を推進したり、検査〜アフターフォローまでの行程の煩雑さや、補聴器の見た目の問題など、金額以外の補聴器装着が進まない原因を潰していくことも必要なのではないか、とも感じます。
いずれにせよ、本制度を活用して、高齢者の方が地域の活動や交流に積極的に参加できるようになり、地域全体の活性化に繋がることを願っています。


