稲沢市議会議員のしちおうです。
12月議会登壇の振り返り、最後のテーマは、「不登校の子の支援」です。
今回とにかく言いたかったのは、学校教育と福祉が繋がることが大切!ということでした。
この結論に至るために、まず、不登校の児童生徒が学校卒業後になりやすい「ひきこもり」の支援について尋ねました。
【ひきこもり支援の現状】
稲沢市のひきこもり支援は、対象者や家族の相談に乗ったり、家族会や家族教室を開催したり、近年はSNSでも相談に乗ったりして充実してきたが、現状は?
(答弁)
2025年4月〜11月までの相談件数は、505件。
ひきこもり当事者が集う当事者会を2回開催し、稲沢公園への散歩やカードゲームを行った。中には、十数年ぶりに人と外出し交流する機会を持てた方もいた。
10数年ぶりの外出!すごいですよね。
ひきこもりは、長期化するほど外に出にくくなりますし、人に会いたくなくなります。本人も家族も悩んで、どうにかしたいけど、どうにもならない苦しさがあったはずです。そんな方の外に出る、誰かと出会うきっかけを作ったすばらしい取り組みだったと考えます。
【学校教育と福祉の連携】
このように、稲沢市は福祉に繋がりさえすれば、手厚い支援が受けられます。問題は、「福祉に繋がる」ための入り口に立てるかどうか、なのです。
たとえば、市内でこんなケースがありました。
ひとり親家庭の中学生で、不登校。同居家族が介護を必要としており、この児童生徒が家事と介護を担っている。同居家族の介護サービスでたまたま家庭に相談員が入り、児童生徒の置かれた状況が把握されたことがありました。
この児童生徒の状況を学校も把握していましたが、家庭内のことで介入しきれませんでした。学校卒業後はさらに入り込みづらくなり、社会との接点が失われていた可能性があります。
こうした事態に対処するため、2024年6月議会で、「中学卒業時に不登校であった場合、福祉課に情報提供し、教育と福祉を繋いでほしい」と話しました。その後の進捗は?
(答弁)
今年度、中学校卒業後も切れ目のない支援体制を作れるよう、学校教育課、子育て支援課、福祉課などで連携会議を2回開催した。
さらにもう一段階前に進んで、不登校の子が卒業後、同意を得られた子に対しては、孤立を防ぐためにも全件福祉に繋いでほしい。
(答弁)
今後は、不登校の児童生徒やその保護者に同意を得られた場合は、支援機関との連携を円滑に進められるよう、情報共有に向けて働きかけを進めていく。また、不登校児童生徒をもつ保護者の中には、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとの面談を望まない方もいるが、そのような方にも教員との面談の機会を活用し、支援機関に関する情報を伝達し、福祉に繋げられるよう今後も努める。
はい。というわけで、私が議員を志した理由の一つを達成するめどがつきました。うれしいです。実現すれば非常に良い制度になると思うので、実装までチェックしていきます。
他にも、事例であげたような児童生徒の場合、子ども本人だけでなく、家庭全体への介入が必要です。その専門家であるスクールソーシャルワーカーの人員は現在1名。増員の必要性を訴えました。
また、事例の子はいわゆるヤングケアラーに該当するため、実態調査を依頼。すでに動き始めていたため、今後どのような結果が出て、内容を分析し、支援に繋げていくか?その推移を見守っていきます。
以上が今回の議会登壇の内容でした。
質問、提言に至るまでにさまざまな調査を行い、当事者の話を聞き、市役所の担当者と話し合いました。その結果として、いくつかいい答弁を引き出せて良かったと感じています。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。



