令和6年度 ふるさと新発見学習の発表会に参加しました

しちおうの政策

稲沢市議会議員のしちおうです。
稲沢市立中学校に通う生徒は、中学2年生になるとふるさと新発見学習と言って、生まれ育った稲沢市について自らテーマを設定し、調査活動を行います。
そして、作成されたレポートを基に発表し、周りの人らと意見交換する中で、稲沢市の良さや課題に気付き、より良い町にするためにはどうすれば良いか?を考えてもらっています。

毎年年末になると、各中学校で最も優れた探究をした人の授賞式と発表会が行われます。
私はその催しに参加するのを毎年楽しみにしているのですが、一般の方には公開されていないため、少しでも生徒らの取り組みを知って頂ければと毎年ブログにまとめています。

令和6年度 優秀作品のテーマ一覧

市長賞は、「人口増加を目指せ〜稲沢市にしかできないことを〜」
愛知県内で稲沢市と同様名古屋駅から近く、そのポテンシャルを生かし、県内随一の人口増加を果たしている大府市を比較検討。
稲沢市でしかできないことを増やすべきとして、① スポーツでの町おこし、② 観光業で知名度を上げる、③ 産業を発展させて働ける場所を確保するアイデアを披露してくれました。
② に関しては、サリオパーク祖父江で木曽川の自然を生かしたグランピングや、豊川市で行われている養蜂場の採蜜体験の稲沢市での実施の提案などがされていました。

特筆すべきは、レポートのまとめ方で。文章の構成と写真やグラフなどの配置が見やすく置かれていて、プロなのか?と思うくらいでした。

議長賞は、「ヤバいなざわで稲沢市をPR〜知らないなんてもったいない!〜」
近年、稲沢市が取り組んでいる市内飲食店等でのカレー商品の開発およびカレーフェスティバルが題材の発表でした。
実際に店舗に足を運んでインタビューを行い、イベントでの売り上げが普段の営業への波及に繋がっていないという課題を抽出。
いなッピーとは異なる新たなマスコットキャラクター(いなッピーの弟分らしい)を作成し、教育機関や商業施設、行政との連携を図ることで、商品をふるさと納税の返礼品にするなどしていく提案をしてくれていました。

他にも、優れた発表がたくさんありましたが、私が一番好きだったのは、
教育委員会賞の「ラーケーションでそぶえ戦国時代ゆかりの地をたずねる」でした。

ラーケーションとは
学習(ラーニング)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語。
平日に家族や保護者と一緒に校外学習を行うことを目的とした休みを取得できる制度として、愛知県で始まった。

ラーケーションの一日を活用して、祖父江町を回るとしたらそんなコースを提案するだろう」から発想を始め、図書館で郷土資料を勉強。
戦国時代の祖父江地区には山崎城と祖父江城があったことから、市内で戦国時代を感じられる場所を実際に巡り、地泉院→祖父江城跡→山崎城跡→布智神社→ワイルドネイチャープラザを巡るコースを考えてくれました。

うん、まずね。山崎城と祖父江城があったなんて、いま初めて知ったわ。え、そうなの。しかも、城跡残っているの。そりゃ、見たいじゃん。

発表者の方のすごいところは他にもあって、レポートには「有名な偉人の地を巡ることは珍しくない。しかし、必ず自分たちの生きた地元にも戦国時代はある。有力な戦国大名に仕えた地侍もまた、激動の戦国時代を彩った一人。先人たちの命をかけた努力と苦労のおかげで、今の自分たちの地域が発展していることも分かった」と書かれています。

すごすぎない?普通ここまで馳せられる?戦国時代の人々が浮かばれるであろう思いの馳せられレベル。

また、レポートには、こうも書いてあって。

全国的に有名な城跡は数多くあるが、遠かったり、人が多かったりと、簡単に学ぶことはできない。しかし、地元の城跡ならば一日でたくさんの地を回ることができ、戦国時代と地元を結び付けられたら、歴史付きの中でも特に多い戦国時代のファン層を楽しませることができると思った。

過去、9年分の発表において、歴史を紐解いた方は数あれど、これだけ手の届く、実現可能で、「知りたい、やってみたい」と思わせてくれるものはありませんでした。
発表者の方の「歴史が好き」であり、「敬意を払っている」ことが発表やレポートの文章から伝わってきて、「しちおう賞があったら、贈りたい」と思うくらい、素晴らしかったです。
このコースを巡ってみたいと感じました。

賞に選ばれた子も、そうでない子も、ふるさと新発見学習お疲れ様でした。本当によく頑張ってくれました。この学習をキッカケに「知ることって、本来楽しいことなんだ」、「知ることは、好きになることなんだ」が伝わると良いなぁと思います。

あ、あと。別の子が提案した「銀杏の早剥き大会」も好き。やってみたい。