【2025年12月議会報告】稲沢市の特殊詐欺被害の実態

お知らせ

稲沢市議会議員のしちおうです。

本日、議会での登壇を終えましたー!

友人と前職場の先輩が傍聴に来て下さったおかげで頑張ることができました。YouTube配信を見て下さった方もありがとうございました。今回も恒例の議会の振り返りをしていきます。

 

最初のテーマは、特殊詐欺です。

 

特殊詐欺の対策

・特殊詐欺のおさらい

電話やメールなどを使い、言葉巧みに信用させ、現金やキャッシュカードをだまし取る犯罪のこと。代表的なのが「オレオレ詐欺」で、近年は「還付金詐欺」など、手法が多様化しています。

 

まず、今回の質問のきっかけは、市内で多額の被害に遭った人の存在と、私の友人の親が2000万円を超える被害に遭ったことからでした。これはなんとかしなければと思いました。

具体的には稲沢市の被害はどの程度なのか、現状を見ていきましょう。

 

特殊詐欺被害の認知件数、被害額ともに過去最悪を更新。今年、被害額は1億円の大台を突破しました。一人当たりの被害額を単純計算すると、500万円…すごい額ですよね。

 

質問では、被害拡大を防ぐための手段の一つとして、警察との連携体制を聞きました。

 

・警察との連携体制

答弁からは、「月に一度の会議で警察署長から犯罪の発生件数、発生地域、手口の傾向などの情報を得ていること。未遂事案や不審電話情報も「愛知ポリス」や「パトネットあいち」といった連絡システムを通じて随時情報提供していること」が示されました。

 

次に、手口ごとの分析状況について尋ねました。

 

・手口ごとの分析状況について

稲沢市の特殊詐欺被害の内訳で特徴的だったのがキャッシュカード詐欺盗の多さです。

 

・キャッシュカード詐欺盗とは

警察官を名乗る者から「詐欺グループの犯人を捕まえたら、あなた名義のキャッシュカードが偽造されていた。警察官を自宅に向かわせるので、指示に従ってほしい」と連絡があり、実際に警察官に似た人が来訪、言葉たくみに暗証番号を聞き出し、用意された封筒にキャッシュカードを入れさせ、被害者が目を離したすきに別の封筒とすり替え、キャッシュカードの入った封筒を持ち去って預貯金を盗み取る手口のこと。

 

私の友人の親が2000万円を超える被害に遭ったのもこの手口でした。被害を防ぐ上で、加害者の手口を知ることが重要であるため、手口ごとに分析し、対策へ生かすことを提言しました。

 

答弁からは、「近年の特徴として、国際電話番号を利用した詐欺電話が急増していることから、迷惑電話相談センターの紹介や、”国際電話の着信ブロック”システムの周知を進めるなど、手口の変化に応じた対策の強化に努めていること」

また、今回の提言を受けて、「既存のSNSによる注意喚起に加え、新たに年に一回、広報誌において特殊詐欺等の犯罪被害防止に関する特集の掲載を始める」と言ってもらいました。

 

そして、最後に被害発生後の支援について触れました。

・被害が発生後の支援について

 

私の友人の親の話を聞いて感じたのが、2000万円という高額な被害はもちろん、ご本人が「バカなことをしてしまった、もう生きている価値もない、死にたい」と話された、その心の傷の大きさでした。

 

以上のことから、被害者の心理的ケアと生活を再建する支援の必要性を訴えました。

答弁は、「今年度から総務課内に犯罪被害者等の総合相談窓口が設置されたこと。この窓口での被害内容に応じて、心理的ケア含め、各種機関に適切に繋いで支援に努めていく」とありました。

 

以上、質問の振り返りでした。

私は人の弱みにつけ込む詐欺を心底憎んでおりまして、稲沢市内で被害に遭う方を減らしたいという思いを強くしました。今後も啓発に努めていきます。

本日はこの辺で!