稲沢市議会議員のしちおうです。
先週末、稲沢市で「二十歳のつどい」が開催されました。これは、いわゆる旧・成人式です。
成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、稲沢市では18歳ではなく、これまでどおり20歳を対象とした集まりを継続し、名称のみを変更しています。


今年の対象者は1,223人。会場には多くの若者が晴れ着姿で集まりました。今回は壇上に上がる人もおらず(笑)、全体として静かで落ち着いた、穏やかな式でした。
これまで来賓として参加する際には、自分が二十歳だった頃と比べてみたり、当時の自分は何を考えていたのだろうかと思い返したりしていました。しかし、親になった今は、どうしても新成人の皆さんを「親の目線」で見てしまいます。
真っ先に浮かんだのは、「20年、無事に生きてきてくれてよかった」という思いでした。
子育てをしていると、命は決して当たり前ではないと痛感します。食事中に喉を詰まらせるかもしれない。お風呂では、ほんの一瞬目を離しただけで溺れる危険がある。階段からの転落、突然の病気など。冗談ではなく、日常の中に命のリスクは常にあります。
そうした日々を一つひとつ乗り越え、二十歳を迎えられたという事実。それは、誰かがあなたのために手をかけ、見守り、支えてきた証なのだと思います。親かもしれないし、祖父母や親戚、近所の人、あるいは施設の職員かもしれません。形は違っても、確かに誰かの助けがあった。一人ではなかった。
だからといって、誰かに恩返しをしなければならない、立派な大人にならなければならない、という話ではなくて。そもそも、自分も二十歳の時はなにも考えていなかったし。
ただ、自分がここまで生きてこられた背景に、目に見えない支えがあったことを、ふと立ち止まった時に思い出すと、ちょっとした力になるんじゃないかと思うんです。
そしていつか、次の誰かを支える側に立てるといい。きっとそれが大人になるということでもある。そんなことを思いながら式を見ていました。二十歳を迎えたみなさん、おめでとう。



